委員会からのお知らせ

外傷性高次脳機能障害検討
委員会

外傷性高次脳機能障害検討委員会委員長 中瀬 裕之

外傷性高次脳機能障害検討委員会
委員長

中瀬 裕之

高次脳機能障害は、脳が損傷したことで記憶障害・注意障害・失語などの症状があらわれる病気で、原因の多くは交通事故などによる頭部外傷や脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害です。

一見すると事故や病気の前と変わらないように見えますが、知覚と感情の一部が大きく損なわれ、まるで別人かと思えるほど性格まで変わることがあります。日常生活、社会生活への適応に困難を有する人々がいるにもかかわらず、これらについては診断、リハビリテーション、生活支援等の手法が確立していないため早急な検討が必要です。

外傷性高次脳機能障害検討委員会では、これまで外傷性高次脳機能障害に関する文献的検索を行い学会員に寄与する作業を中心に行ってまいりました。本年度から新体制になって、上記に加えて高次脳機能障害患者の実数の把握、軽症頭部外傷後の高次脳機能障害の実態調査や有用な画像診断や予知に役立つバイマーカーの検討を行っていく予定です。

まずは、「軽症頭部外傷による高次脳機能障害」の診断技術の確立を目指して活動します。軽症意識障害患者で、頭部CTで異常が認められない(あるいは頭部CT検査を行っていない)患者が高次脳機能障害を後遺することがしばしばあります。また、これらの患者の把握と後遺障害としての自賠責などの認定を得るのが非常に困難なケースもあり、新たな診断法と支援法の確立が必要です。高次脳機能障害支援拠点機関を対象に軽症頭部外傷後の高次脳機能障害患者の実数調査を行い、軽症頭部外傷患者における高次脳機能障害の発生状況および画像変化を検討します。皆様のご指導とご協力を宜しくお願い申し上げます。

外傷性高次脳機能障害検討委員会名簿一覧

委員長 中瀬 裕之
副委員長 鈴木 倫保
委員
  • 井田 正博
  • 大賀  優
  • 大谷 直樹
  • 河井 信行
  • 土肥 謙二
  • 中川原譲二
  • 平林 秀裕
  • 前田  剛
  • 間瀬 光人
  • 丸石 正治
  • 山里 道彦
  • 吉野 篤緒
オブザーバー
  • 小川 武希
  • 小野 純一
  • 益澤 秀明